慢性蕁麻疹1
最近ストレスで一時治まっていた慢性蕁麻疹が再発してしまった。
始まりは20代前半ごろ、毎日夕方仕事前になると足が痒くなって見ると蕁麻疹が出ていた。
そのころは今とは違ってネットもなかったので、対処法がわからずひたすら薬局で買ったムヒやらウナみたいな塗り薬で我慢する日々。
ある時、職場のお姉さんに話したところ、
「まなみちゃん、それは皮膚科にいったほうがいいよ。飲み薬出してもらえるから。皮膚科紹介してあげる」
と教えられ、行ってみたところは、なぜか美容皮膚科だった。
そこは今まで通ってきた診療所には程遠いエステサロンのような空間で、壁は淡いピンク。ピーリングやら、レーザーに並ぶキラキラしたお姉さんたちに混じって(そのころ殆どの美容皮膚科の患者さんは女性だった)私は渋い顔で一人足を掻きむしりながら診察を待った。
診察室に入るとこれまたキラキラした美人の医師がいたのでびっくりしてしまったけ
ど、蕁麻疹の診察ももちろんして下さって薬も処方された。
その時処方された飲み薬はとてもよく効いて、飲んでいる間は蕁麻疹が出なかったけど飲まなければ出てしまう。
ひどい時は、全身それこそ頭皮にまで出て顔は真っ赤でボコボコ。人前で出た時は恥ずかしく、トイレの個室で治るのを待ったこともあった。
そんな調子で結局10年以上毎日薬を飲み続けていた。(クリニックは普通の皮膚科に変えました)